大興善寺本堂は、1624年(元和10年)に対馬藩の殿様 宗義成公が大檀那になられて再興されました。茅葺屋根が特徴で、大興善寺の中心のお堂です。
本堂正面奥に、大興善寺ご本尊秘仏十一面観世音菩薩様(行基菩薩作・午年開帳)が安置されております。厄除開運・諸願成就のお観音様として、小松山観音と呼ばれ古より信仰されております。
本堂建物は、入口から奥行きがある構造になっておりますが、明治の初めに護摩堂を移築させ、二つのお堂を合併させました。横から見ていただくと、二つの茅葺の屋根がある珍しい造りになっているのがご覧いただけます。お堂を合併させたことで、多くの方がお堂に入って参拝ができるようになりました。
佐賀県遺産、令和2年 町指定歴史的建造物に指定されております。