福岡・佐賀県境の古刹。山の自然が織りなす観光名所。愛称「つつじ寺」
天台宗別格本山 大興善寺

石仏(契山観世音・お地蔵等)

屋外にて安置されているご仏像(石仏)を紹介します。

幸福地蔵尊

幸福地蔵尊(江戸時代作)

江戸時代に建立されたお地蔵様です。当時はお堂の中に安置されておりましたが、現在は大興善寺境内にある大きなクスノキの下で穏やかに佇んでおります。

自然石彫像板碑

制多迦童子石彫像板碑(南北朝時代)

1985年(昭和60年)に基山町重要文化財に指定されました板碑です。

以下、基山町教育委員会作成による「自然石彫像板碑」の紹介文です。

この碑は、高さ1.3m、幅54cmの板状の花崗岩に高さ65cmの制多迦童子(せいたかどうし)と思われる像を彫り込んでいます。像の右下には「正平十年 八月十八日 檀那 敬白」の銘文があります。

「正平十年」は、西暦1355年にあたり、南北朝時代の南朝方の年号です。このことから、この地一帯が当時南朝方の勢力下にあったことが窺えます。

本来、大興善寺の東麓にあたる清水一の宮にあったもので、当寺が祀ったとされる十五童子の一つと思われます。

マリア観音

マリア観音

かつて隠れキリシタンがマリア様として崇めていました石像です。

この像は、かつて福岡県博多「柚の梅酒造」柴田忠次郎氏の邸内に安置されておりましたが、博多「聖福寺」仙厓和尚と親交厚き豪潮律師の縁にちなみ柴田氏が寄進されたものです。

契山観世音

契山観世音

大興善寺では一番新しいお観音さま。契山(ちぎりやま)の麓に大興善寺があり、敷地の(契園の)頂上辺りに安置されることになりました。

契山の山名は、植林・土木の神「五十猛命」(イソタケルノミコト)と地元の娘「さこの姫」が、この山の頂にて、婚儀をあげられたという言い伝え(契山伝説)に由来すると言われております。

契のエピソードをもち、仏の世界の頂でもある場所は、ご縁をいただくに相応しいとして、2008年「契山観音像」(契山観世音像)を安置することになり、翌年の2009年には「契山観音堂」(契山観世音堂)を建立するに至りました。

これをきっかけに、2012年には「大興善寺 契山」が「恋人の聖地」として登録されることになり、現在に至ります。