大興善寺のつつじも「咲き始め」へ

桜が賑やかに咲き誇った3月に比べると、この数日はうすら寒い日が続き、雨の天候が続きました。外に向かって展開した行楽の気分が、いささかしぼんだような感じです。

ものすごいスピードで真っ盛りに向かっていた展開も、穏やかになっています。それでも寺の周りは、境内でも、契園でも、シャクナゲが咲いて参りました。

ツツジの大半は本番を控え、つぼみが大きくなっている状態です。

今後の展開

今日までは「つぼみ」ということで参りましたが、そろそろ一歩進めて「咲き始め」にしなければならなくなってきました。前回の記事

でも申し上げましたが、ツツジのシーズンになると、心穏やかではありません。気をもむことばかりです。

今の状態が続けば例年通り。いずれにしろお天気任せ。

4月17日には開園式ということで、あちこちよりご出席のご返事を賜っております。例年にまして、よい開幕を迎えそうです。

手入れを欠かせず何十年

そうはいっても、降ってくる楠の落ち葉に悲鳴を上げる毎日。

杉の枯れ葉も、もみじの枝に被さるように落ち、せっかくの新緑風情を台無しにしております。

これらを取り除くのも日課。毎朝、春一番のような風で散乱している枝木を、掃いております。

毎年、この繰り返しで何十年。お出くださるお客さまの激励によって救われているのが現状です。

古くなった竹垣やあちこちの補修に加えて、次から次に手を取る作業に、全力で対処してもらっている従業員の苦労も並大抵ではありません。

先代住職が、大正12年頃から開設した「つつじ園」。近年は「契園」として親しまれるようになりました。

寺の花ともいえます「つつじ」だけではなく、今では「紅葉」「アジサイ」「シャクナゲ」「オオデマリ」など、折々の風物を楽しんでいただけるよう努める日々となっています。

考えてみれば、このような作業もやがて1世紀に迫ることになりそうです。

美しい花を咲かせることや、鮮やかな紅葉をお目にかけることは、一朝一夕にて実現するものではなく、長い年月の継続の賜物。ここまで維持できたものだと感慨無量です。

今年は花芽が多い模様

昨年3月に、契園内の椎の大木2本をクレーン車を搬入して伐採しました。今年はその成果で、契園入口から見た西側の斜面にも、多くの花芽が付いています。

ですから今年の契園は、昨年比、多くの花に囲まれると予測しております。

今年は東側一帯の樹木の枝打ちに重点を置いて、すっかり明るくしました。秋の紅葉の頃には、いささか、昨年とは違った風情を展開すると期待しております。

短時間ではできない気の長いスタンスで行う作業と、その日その日、差し迫った仕事、例えば池掃除、これは開園式前には必ずやらねばならない作業など、大変です。

このような様々な思いを込めて、いよいよ4月17日。開園式を迎えます。

唐詩では「年々歳々 花あい似たり 歳々年々 人同じからず」ですが、私にとっては「花も、人も、同じからず」です。